レディースモトクロスとは


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レディースモトクロスとは 注目のレディースライダー

全日本モトクロス選手権のメインカテゴリーは、日本最高峰となる国際A級ライセンス所持者が参戦するIA1クラスおよびIA2クラスですが、これに負けず劣らずの人気を誇り、なおかつ毎戦のように熱いバトルが繰り広げられているのがレディースクラス。ここでは、このクラスの概要と注目ポイントを教えちゃいます!

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大会の決勝日、お昼休みが終わって最初の決勝レースとなるのが、女性ライダーたちによって競われるレディースクラス。毎戦、予選落ちが多くでるほどのエントリー台数を集め、スター選手も数多くいる人気のカテゴリーです。レディースクラスでは、2ストローク85ccまたは4ストローク150ccのマシンが使われます。エンジンの排気量が少ないだけでなく、ホイールサイズもIAやIBで使用されるマシンと比べて小径。このため車体は、ひとまわり以上もコンパクトですが、だからといって扱うのが極端にイージーというわけではありません。たとえば車体が小型軽量なぶん、クイックな動きをするため、これに対処するライディングスキルが求められます。現在は、ホンダのみが4ストロークで、他の国内外メーカー製マシンはすべて2ストロークのエンジンを搭載。基本的には、4ストローク車のほうがトルク特性に優れて扱いやすく、2ストロークのほうが車体の軽快性があります。過去8年間のチャンピオンを振り返ってみると、15年が安原さやでヤマハの2ストローク、14年が竹内優菜でホンダの4ストローク、12~13年が邵洋子(現在は中野姓)でスズキの2ストローク、それ以前は4年連続で益春菜がホンダの4ストロークという歴史となっています。

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同じく全日本格式となるIA1、IA2、IBオープンの各カテゴリーが、1大会で2ヒートの決勝が設定されているのに対して、レディースクラスは1大会1レースで競われます。レース時間は15分+1周。スタートから15分経過後にトップのライダーがコントロールを通過した次の周に、チェッカーフラッグが振られます。かつては、シーズンのうち好成績を収めた6レース分のポイントを合算してランキングを競う有効ポイント制が導入されていましたが、2015年からは方式が変更され、シーズン中に獲得したすべてのポイントを単純に合算するランキング決定方式となっています。2016年の場合、シーズンは9戦。最終戦のみ、ポイントを獲得するとボーナスポイントが5点加算されるのは、他のクラスと同様です。ちなみにポイントは、優勝25点、2位22点、3位20点、4位18点、5位16点、6位15点、7位14点……と、20位までの選手に与えられます。年間わずか9レースなので、そのうちひとつでも大きくポイントを取りこぼすと、挽回するのがとても大変。チャンピオンになるためには、単純な速さだけでなく、安定して上位に入賞し続けることも大切です。

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昨年は、ヤマハを駆る安原さや(#1)が、優勝こそ1回だけながら、全10戦のうち8戦で表彰台に登壇する抜群の安定感を披露して、悲願の初シリーズタイトル獲得を果たしました。16年はゼッケン1を装着して闘う安原は、変わらず注目ライダーのひとりですが、ライバルたちもこれまで以上に力をつけてきていて、安原はそう簡単にタイトル防衛をできそうもない雰囲気です。ライバルの筆頭となるのは、20歳を迎えて国籍変更により姓を邵から中野に変更した、12~13年チャンピオンの中野洋子(#3)。開幕から2戦で勝利を挙げ、まずは新女王候補に名乗りを上げました。この中野を追い、開幕戦と第2戦で2位に入賞したのが、昨年はケガに泣いたカワサキライダーの畑尾樹璃(#14)です。今季は、IBオープンクラスとのダブルエントリー。地元の熊本が大地震で被災する厳しい状況下で奮闘します。序盤の2戦を終え、ランキング3番手となっているのはスズキ2ストに乗る久保まな(#5)。年々速さに磨きをかけ、トップが見えてきました。開幕戦の3位から、さらなる高みをめざします。ヤマハのマシンを操る本田七海(#4)も、自己ベストとなるランキング4位を獲得した昨年に続き、好調をキープ。開幕から2戦は4位と6位で、表彰台登壇には至っていませんが、確実な上位フィニッシュを果たしています。開幕戦では赤旗再スタートでリズムに乗れず9位に終わったものの、地元の第2戦では優勝争いを繰り広げて3位となった高橋絵莉子(#25)も、今季注目したいライダーのひとり。昨年はケガでほぼ欠場でしたが、一昨年はランキング4位でした。一方、序盤の2戦は転倒に泣きながら、必ずや巻き返しを図ると思われるのが、14年チャンピオンの竹内優菜(#2)。昨年は、転倒リタイアとケガでタイトルを逃しましたが、その速さは健在です。このほかにも、ランキング上位をめざして数多くのモトクロス女子が参戦中。思わぬニューヒロインの誕生もおおいに期待できる状況です。決勝日の午後イチは、トップカテゴリー顔負けの白熱したバトルを演じるモトクロス女子たちに、ぜひコースサイドから熱い声援を!

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