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第6戦プレビュー「暑さと熱いバトルを制するのは?」

全日本モトクロス選手権第6戦の東北大会は、7月23日(土)~24日(日)に岩手県の藤沢スポーツランドで開催されます。全日本コース屈指の美しさを誇る“フジサワ”での大会は、猛暑か雨のどちらかになることがほとんど。しかし今年は、開催日がこれまでの7月第3週から第4週に変更されたことで、タフな灼熱のレースとなる確率が高そうです!緑の中を縫う、独特な美しさがあるコース!

 

今季第6戦の舞台は、岩手県の藤沢スポーツランド。一関市中心部と宮城県気仙沼市の中間付近に位置するコースは、低い山の斜面にレイアウトされ、緑の中を縫うようにコースが走るその姿から、「日本一美しいモトクロスコース」と称されることもあります。
ほぼ毎年、7月の第3週末に開催されてきたこの東北大会。その設定時期からこれまで、コンディションは猛暑か雨のどちらかになることがほとんどでした。しかし今年は、7月の土日が第5週まであることなども影響して、開催日は第4週末に設定されています。平年よりも早めと予想されている梅雨明けと、例年よりも遅めの開催日。このふたつが合わさることで、今年の東北大会は晴天猛暑となる確率が高そうです。
ちなみに、梅雨が明けてから大会が開催された場合、東北とはいえ最高気温は30度を超すことがほとんど。2010年には32度、2011年には34度を記録しています。このため東北大会では、一瞬のスピードだけでなく、いかに体力を温存して走るかも、重要な勝負ポイントとなります。レース後半、何十秒もリードしていたトップのライダーがスタミナ切れとなり、後方から思わぬ伏兵が追い上げてくることもあるはず。いつも以上に、ゴールする瞬間まで目が離せないレースが展開されます。
ゴール後には地面に倒れこみ、水を浴びたり簡易プールに浸かったりしてクールダウンするライダーたち。その姿は、モトクロスが非常に過酷なスポーツであることを、改めて教えてくれます。自分の限界に挑む選手たちの姿は「カッコいい!」のひと言。ぜひ会場で、死力を尽くして戦うライダーたちを応援してあげてください!

観客も熱中症対策を完璧に!

藤沢スポーツランドには、フィニッシュジャンプ手前のビッグテーブルトップジャンプ横に、コンクリート製の広い観客席があります。コース全体を広く見渡したいなら、この場所にレジャーシートなどを敷いて観戦するのがお薦め。ここは、ファクトリーチームパドックのすぐ下側という位置関係。表彰式も歩くことなく見られます。
ただし、一日中同じ場所というのは、ちょっぴり飽きてくるかも。コース反対側の丘にも観戦エリアがあるので、たまにはこちら側まで行って、コーナリングシーンを間近で観戦するのも楽しいですよ!
さて今年は、すでに書いたように、猛暑の大会となることが予想されます。そこで、観客の皆さんも熱中症対策は忘れないようにしてください。まずは、水分とミネラルの補給。小さめのクーラーボックスか保冷バッグなどがあると、いちいち出店まで飲み物を買いにいかなくても、冷たい状態で補給できるので便利です。アルコールは、分解するためにカラダが水分を必要とし、またビールには利尿作用もあるため、できれば控えておきたいところです。もちろん、日中は帽子を被り、カラダを冷却するスプレーや気化熱を積極利用できる高機能インナーの導入なども検討してください。日傘も使いたいところですが、こちらは周囲の方々に迷惑となることも多く、またそもそもレース中はコースサイドでの傘使用が禁止されています。周囲に配慮して、状況を見ながら使用してください。

第6戦で注目のライダーは?

昨年の東北大会は、最高峰クラスのIA-1で、実戦投入2戦目となったプロトタイプ車にトラブルが発生したホンダファクトリーチームの成田亮選手が、決勝出場をキャンセルする波乱。このチャンスを生かしたスズキファクトリーチームの小島庸平選手が両ヒートを制し、シーズン終盤での逆転チャンピオンに向けて大きな流れを引き寄せました。

さて今季は、開幕戦からプロトタイプ車を駆るその成田亮選手(#982)が、ランキングトップをキープ。前戦では今季初めて、両ヒートで勝ち星を得られずに終わりましたが、それでもヒート1は2位。青森出身で仙台在住の成田選手にとって、この東北大会はスポーツランドSUGOで開催される大会と並んで気合いの入る大会で、活躍が期待されます。しかしライバル勢も、黙ってはいないでしょう。小島庸平選手(#1)は、前戦ヒート1で今季初優勝。調子を上げてきており、昨年に続く両ヒート制覇を狙っています。また、昨年はケガにより欠場となった、ヤマハファクトリーチームの平田優選手(#99)は、前戦ヒート2でトップチェッカーを受けながら、レース後の審査でコースショートカットのペナルティが科されて優勝が幻に。その悔しさを、この大会にぶつけてくるはずです。

また、4スト250ccマシンが走るIA-2では、ヤマハのマシンを駆る岡野聖選手(#31)が前戦で2大会連続となる両ヒート優勝を果たし、ホンダファクトリーチームから参戦するポイントリーダーの能塚智寛選手(#28)との差を、11ポイントにまで縮めてきました。今季はここまで、能塚選手と岡野選手だけがウィナーとなっていて、この東北大会でも間違いなくトップ争いの中心となりそうです。さらにレディスクラスも、開幕から3連勝した中野洋子選手(#3)を、第4戦に続いて第5戦でも竹内優菜選手(#2)が破り、このふたりによるバトルがより激しくなりそうな気配です。

JMX観戦達人のちょい技「時間に余裕があるなら周辺観光を!」

これまで、東北大会は基本的に7月の第3週末に開催されてきたことから、決勝が行われた日曜日の翌日は祝日で、レース後に周辺観光を楽しみやすいスケジュールでした。しかし今年は、翌日は普通の平日。土日休みのサラリーマンだと、延泊は難しいかもしれません。
とはいえ、藤沢スポーツランドの近くには多くの観光地があるので、できることなら少しでもついでに巡りたいところ。コースの近くを通る国道284号を東へ小一時間ほど進めば、宮城県の気仙沼。あの東日本大震災で甚大な津波被害を受けた地域ですが、現在は復興に向けて一歩ずつ前に進んでいて、おいしい海産物を堪能することもできます。逆に、国道284号を西へ向かうと同じ岩手県の一関。ここからちょっと北へ向かうと、平泉にたどり着きます。こちらは、2011年に世界遺産登録され、中尊寺をはじめとする観光名所が多数あります。
家族連れなら、予選が行われる土曜日は周辺観光、決勝が開催される日曜日はがっつりレース観戦なんて、バランスよく楽しんでみるのもお薦めです。

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